赤ちゃんのいる家庭にはウォーターサーバーは必要?導入のメリットを調べてみた

赤ちゃんのいる家庭にはウォーターサーバーが必要?

一般家庭にも広がりを見せているウォーターサーバー。いつでも水やお湯が出せて非常に便利な機器ですが、「ミルク作りにも便利」など赤ちゃんのいる家庭でも導入している方も多いようです。
そこで、今回は赤ちゃんのいる家庭にウォーターサーバーが必要かについて調べてみました

赤ちゃんのいる家庭でウォーターサーバーを導入するメリットとは

赤ちゃんのミルクが簡単に作れる

水道水でミルクを作る場合、塩素やトリハロメタンといった物質をなくす為に一度沸騰させる必要があります。最低でも10分、安全を考えると15〜20分程度沸騰させることが必要です。これを毎回やるのはなかなか手間です。電気ポットを使用する場合でもカルキ抜き機能などがあるものもありますが、やはり20分近くはかかります。
ウォーターサーバーの場合は塩素で消毒はしないので塩素やトリハロメタンの問題はありません。出てきたお湯をすぐに使うことが可能です。機種によってはミルク用に70度くらいのお湯を出せるものもあります。

ミルク以外の用途でも活躍・離乳食づくりや麦茶・白湯作りにも

ウォーターサーバーの水はに離乳食をや麦茶・白湯を作りたい場合にもオススメです。お湯から料理を始めることができるので料理時間の短縮にもなります。

水道水と比較すると衛生的

ウォーターサーバーに使う水は殺菌後にしっかりと密閉される為、配達中の雑菌や異物混入はほぼありません。また、ウォーターサーバー内でも加熱殺菌されるので安心です。

水が美味しい

ウォーターサーバーの水には天然水などの美味しい水が使われています。また、水道水のように塩素が入っていることはないので変な臭いや味がすることはありません。赤ちゃんのミルクだけでなく料理や飲料水としても使えます。

防災の時の備蓄にも

災害などで水道が止まってしまった時に非常用の水としても使えます。

ペットボトルの大量購入も不要

水は定期的に配達してくれます。スーパーに大量のペットボトルを買いに行くなどの手間はありません。なくなったら電話すれば追加注文をすることもできます。

お湯がすぐ出るので非常に便利

お湯も出るのでコーヒーやお茶が飲みたい時にも便利です。

水道水とウォーターサーバーはどちらがよい?

費用的には圧倒的に強い水道水、しかし健康上のリスクも

費用の面では水道水が圧倒的に強いです。水は1リットルあたり約0.24円である為、飲料水程度であればほとんど気にする金額となりません。
市販のミルクは水道水を基準に作られている場合が多いです。水道水は軟水なのでミネラルの含有量も気にする必要がありません。

一方、衛生面に関しては法律で一定の基準がありますが、完全に安全な訳ではありません。マンションなど集合住宅は貯水槽などは長期間水を保管する為水質が劣化しやすいです。また、貯水槽の環境によってはかなり不衛生な可能性があります。
水道水には残留塩素の問題もあります。塩素は有害物質であるトリハロメタンも生成します。水道水から塩素や有害物質を完全に除去する為には20分程度沸騰させる必要があります。赤ちゃんが体調を崩してしまった場合は水を購入する場合以上のお金を必要とするかもしれません。

水道水と比較すると衛生的 ミネラル含有量には注意

ウォーターサーバーに勝る点は簡単に衛生的な水やお湯を出せることです。電気ポット+水道水と比較すると頻繁に水を補充する必要がないこと、お湯を沸かす時間がほとんどないこと、赤ちゃんに飲ませる時にカルキ抜きなどの作業や時間が不要な点で勝ります。電気代や水の購入費が高額になる点など、費用面では劣ります。また、水道水と違い硬水のものはある為、ミネラルの含有量は気にする必要があります。

ウォーターサーバーの場合、電気代と水の購入費が主な費用となります。
水の料金は月額2,000〜4,000円です。電気代は電気ポットの2倍程度であり、省エネモードがあるものを選べば電気ポットとほぼ同等となります。

健康面が気になる場合や時間を省きたいならウォーターサーバー

費用だけ見ると水道水が圧倒的に安いですが、やはり衛生面に不安が残るので健康面を考えるとウォーターサーバーの方がよいです。また、お湯や手間を沸かす時間も減らせます。料理時間やミルク作成の時間など様々な時間の短縮になります。少しでも手間を減らしたり時間を有効にしたい場合はウォーターサーバーがオススメです。

お金で時間が短縮できるということはお金で時間が買えるということです。
かかる費用だけに目が行きがちですが、時間は有限です。少しでも時間が短縮できれば心に余裕もできますし、今まで時間が足りなくててできなかったこともできるようになります。浮いた時間を使ってお金を稼ぐこともできます。ウォーターサーバーの料金くらいであれば浮いた時間で取り返すことはそれほど難しくはありません。

赤ちゃんの為のウォーターサーバーの選び方

水の種類や硬度

ミネラルの多いものは赤ちゃんの体に負担をかけます。必ず軟水のウォーターサーバーを選びましょう。

ボトルの種類・セット方法

ウォーターサーバーを使う時に意外と見落としがちなのがボトルの重さです。大半のウォーターサーバーは上部にボトルをセットするタイプなので交換は非常に重労働です。
ボトルは10キログラム以下の軽いものにしましょう。また、ボトルを下にセットできるタイプもある為そちらもオススメです。

サーバーの機能

ウォーターサーバーはメーカーによって様々な機能が搭載されています。
衛生面が気になる場合は自動クリーン機能がついているものがオススメです。赤ちゃんや小さいな子供がいる為チャイルドロック機能があるとより安全に使えます。

料金体系や契約内容

水の購入は月4,000円程度です。購入は毎月購入しなければならない業者と1ヶ月購入をスキップできる業者があります。ミルクのみの利用であれば毎月購入だと水があまりやすいです。水の利用する量がわからない場合は購入をスキップできる業者を選びましょう。水の配達は送料が発生する場合がある為、契約の内容をチェックしておきましょう。

1年2年程度で解約した場合は違約金が発生する場合がある為お試しで数ヶ月導入したい場合は契約内容をしっかり確認しましょう。

設置する場所とサイズ

ウォーターサーバーは常に電源を繋いでおく必要がある為設置する場所の確保が必要です。置き場所によってはサイズが限られます。置き場所に合わせてサーバーのサイズを選びましょう。

デザイン

インテリアが気になるということは色や形などデザインもチェックしておきましょう。最近はおしゃれなウォーターサーバーも多く出ています。

ウォーターサーバーは必須とまで言えないがあると便利

赤ちゃんのいる家にウォーターサーバーは必ずしも必要ではありません。水道水も衛生面を気をつければ問題なく使用できます。
しかし、ウォーターサーバーはミルク以外の用途でも使える非常な便利な機器です。いつでも美味しい水が飲めますし、コーヒーやお茶が飲みたい場合、料理をする場合でもすぐにお湯がでる為便利です。ミルクづくりの時期が終わっても別の用意で継続的に使うことができます。

ミルクを作る時間や料理時間の短縮は1つ1つは小さいですが、積み重なると非常に大きな時間になります。時間を有効に使う為にもウォーターサーバーの導入を考えてみてはいかがでしょうか。