ウォーターサーバーの基本から活用方法まで

ウォーターサーバーとは?

ウォーターサーバーはお手軽に冷水やお湯が出せる便利な機器です。
以前はホテルや病院など施設や企業に置いてあることが多かったですが、最近では一般家庭でも活用されているようになってきました。
設置費無料・レンタル料無料としている業者も多いので導入のハードルはかなり下がっていると思います。
卓上タイプやおしゃれなものなど使いやすさやデザインが優れたものなど多様化も進んでいます。

なぜウォーターサーバーは無料で設置・レンタルできるのか?

全ての業者ではありませんが、ウォーターサーバーのレンタル料金や設置料金を無料としている業者もあります。
なぜこのようなことができるのでしょうか?

これは水の料金で元を取っている為です。
ウォーターサーバーだけでは当然水は出ないので水の購入が必要になってきます。(一部水道水など、購入しなくても使用できるウォーターサーバーもあります)
タダで設置・レンタルする代わりに継続的に水を購入してもらうことができる訳です。

0円で売って通信料・通話料で元を取る携帯電話のシステムに似ていますね。

機器の便利さを考えると本来であれば設置料が数千円〜数万円、レンタル料金が月額3,000円〜だと思います。
が、これだとレンタル料はともかく初期費の敷居が高すぎて使おうと思う人は少ないでしょう。
なので初期費を徹底的に抑えて導入の敷居を下げる設置・レンタル無料という手段を取っている訳です。

ウォーターサーバーを導入する場合はここに注意

水のボトルが重さ

これが地味に大きい問題です。

水のボトルはだいたい10リットル〜19リットルです。
水の重さは1グラム=1ミリリットル、ボトルの重さは微々たるものですが、10キログラム以上の重さになる訳です。
ほとんどのウォーターサーバーはタンクが上に付いています。
つまり10キログラム以上のボトルを持ち上げてひっくり返して設置しなければならないのです。持ち上げるだけならまだしも設置位置に嵌め込まなければならないので男性でもなかなか大変です。

解約すると違約金が発生するケースがある

業者によって異なりますが、途中解約は違約金が発生するケースがあります。レンタル無料とは言っても水は継続的に購入しなければならないので本当に必要かは検討しましょう。

水の購入ノルマがある!あまり使わないと水が溜まっていく

水は購入ノルマがある為定期的に購入する必要があります。

一人暮らしの時にウォーターサーバーを使っていたことがあるのですが、あまり料理をしないとガンガン水が溜まっていきます。水の購入を見送ることはできますが、長期間購入しないと保管料が発生するケースがあります。
一人暮らしで料理をあまりしないという方はコスパが悪いと思います。

場所を取る

ウォーターサーバーの設置場所の確保が必要です。
また、電化製品である為、コンセントの近くに設置することが望ましいです。場合によっては家具の移動が必要となります。
卓上ウォーターサーバーも登場したのでこちらを活用するのも良いでしょう。

定期購入の水がなくなったら

水がなくなった場合追加注文も可能ですが、届くまでに数日かかるケースもあるのでなくなりそうになったらすぐに注文しましょう。

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使うとどんなメリットがある?

いつでも冷水やお湯が出せる

ちょっと水が飲みたい時にすぐに冷水が出せます。氷や冷蔵庫で冷やす手間や時間も必要ありません。
また、コーヒーやお茶が飲みたい時・カップラーメンが食べたい時などなど、いつでも冷水やお湯が出せるのでなかなか便利です。
水は十数リットル保管できるので電気ポットのように使おうと思ったらお湯がなかったということは少ないです。水の残量はボトルを見れば明らかなので電気ポットよりも比較的わかりやすいですね。
ボトル交換直後にもすぐにお湯が出るので沸かす時間もなしです。(電源を入れた直後はお湯が出るまで40分ほど必要です。)

美味しい水が飲める

ウォーターサーバーでは天然水やRO水などの水を使っています。これらの水は水道水と違って塩素が入っていないので飲みやすく美味しいです。

料理時間の短縮

お湯から始められるので料理時間の短縮になります。

ガス代の節約

料理時間の短縮するので当然ガスを使う時間も短くなるのでガス代も少なくなります。

ガス代の節約に関しては水の購入費があるのでガス代は安くなりますが、電気代+水代でかえって高くつく可能性もあります。

水道水とうまく使い分けよう

野菜や米を洗う時は水道水、米を炊くときや料理の時はウォーターサーバーの天然水を使うなど、状況によって使い分けましょう。

まとめ

ウォーターサーバーはいつでも水やお湯が使える機器です。レンタル料金も無料や少額で使えるケースも多い為導入のハードルも下がっています。
しかし、ボトルの重さやノルマ・解約料金など注意点も多くあります。

ライフスタイルに合わせてじっくりと選びましょう。