ウォーターサーバーの水の消費期限とは?

ウォーターサーバーの水の消費期限は?

水は長期間保存できる為腐るイメージがあまりありませんが、水も時間が経つごとに水質が劣化していきます。
ウォーターサーバーの水も消費期限が決められており、その期間以内に使い切るようにすることが望ましいです。

今回はウォーターサーバーで使う水の消費期限に関する知識をご紹介します。

水の消費期限はどれくらい?

ウォーターサーバーで使う水の平均的な消費期限は?

ウォーターサーバーで使う水の消費期限は短いものでは3ヶ月から12ヶ月の間で設定されていることが多いです。
ただし、これは未開封の状態の期限です。

開封した後は空気との接触がある為、酸化による水の劣化のスピードが早くなり、雑菌も混入しやすくなります。
開封前よりも期限が短くなる為注意が必要です。

開封後はどれくらいで飲みきった方が良い?

開封後は2週間以内に消費するのが望ましいと言われています。
できる限り2週間で以内で使い切るように心がけ、最悪の場合でも1ヶ月以内には消費するようにしましょう。

消費期限は水の種類により変わる

消費期限は水の種類によっても変わります。
ウォーターサーバーに使われている代表的な水には天然水とRO水があります。
RO水は6ヶ月から12ヶ月が消費期限として設定されている場合が多いです。
RO水はRO膜と呼ばれる膜によりミクロレベルでのろ過を行なっているので不純物がほとんどない純水に近い状態の水です。その為長期間保存しても劣化しにくいです。

天然水はRO水より短く3ヶ月から6ヶ月とされている場合が多いです。天然水は最低限の殺菌処理や不純物除去は行なっていますが、より自然に近い状態のままの水です。不純物はRO水と比較すると多く含まれる為、劣化も早くなります。

消費期限はボトルの種類によっても変わる

水の劣化は使用している容器にも影響します。
ウォーターサーバーで使用しているボトルには繰り返し使うリターナブル式のボトルと一度使ったら捨てるワンウェイ式のボトルがあります。

・リターナブル式のボトル
リターナブル式のボトルの場合、ボトルの中の水を押し出す為に空気を入れます。
その為ボトル内の水が空気と接触する機会が増えます。雑菌の繁殖や水質の劣化が進みやすいです。

・ワンウェイ式のボトル
ワンウェイ式のボトルは水を使うと使った水の分だけボトルが縮みます。リターナブル式と異なりボトル中の空気を入れることはありません。
リターナブル式よりも劣化はしにくいと言えます。

水をより長く使う為には?

消費期限としては3ヶ月から12ヶ月ですが、これは正しい方法で保存した場合に限ります。保存方法を間違えると水質の劣化が早くなってしまう為注意が必要です。

水のボトルの保管場所は?

直射日光が当たる場所や高温多湿の場所にボトルを置くのは避けましょう。これらの場所ではバクテリアの活動が活発になりやすく水質の劣化が進みやすいです。

ウォーターサーバーの置き場所にも注意

ウォーターサーバーの置き場所にも注意が必要です。ボトルと同様に直射日光や高温多湿な場所は避けましょう。

ウォーターサーバーの電源を切るのはNG

ウォーターサーバーの電源を切ってしまうと保温や加熱などの機能も止まってしまいます。保温の状態を維持しないと水質は劣化しやすくなる為、注意が必要です。
また、加熱もされない為、雑菌が繁殖しやすくなります。

衛生面に注意

ボトル交換時はアルコール布を併用して除菌する、定期的にメンテナンスを行うなど、衛生面に気を使うことも水の消費期限を伸ばす為には必要です。

期限が過ぎた水は飲まない方が良い?

ウォーターサーバーに使うことは避けた方が良い

期限が過ぎたものは飲まないことが望ましいですが、未開封状態であれば極端に期限を過ぎていない限り衛生面にそこまで問題はないと思います。
しかし、水の品質を考えるとウォーターサーバーの水として使うことは避けた方がいいでしょう。

諦めて捨てる

使うことを諦めて捨てるのも選択肢の一つです。
もったいないとも思いますが、飲んだことで体調を崩すと診療や薬など余計な費用がかかっています。

水の購入は計画的に

水の期限は適切な方法で保管すれば最低でも3ヶ月は持ちます。
これは通常の利用範囲では超えることはありませんが、無計画に水を購入すると超えてしまう場合もあります。
水の購入は計画的に行い、未使用の水が溜まらないようにしましょう。

まとめ

・水の期限は3ヶ月から12ヶ月で水の種類やボトルの種類によっても異なる
・水をより長く使う為には保存方法やウォーターサーバーの定期メンテナンスが大切
・期限を過ぎた水はすぐにダメになる訳ではないが、衛生面から捨てることも考えましょう
・期限が過ぎないように水の購入は計画的に行うことが大切